被写界深度とピント
被写界深度、ピントが合う範囲。
絞れば絞るほど被写界深度は深くなりピントの合う範囲が広くなる。
絞るとボケなくなる。
被写体全部にピントを合わせて、背景をぼかしたポートレートを撮りたい場合には、ずばり、
焦点距離135mmでF値1.4などの明るい開放で被写体から10mくらい離れて、背景が遠くを見通せる場所で撮ること。
ポートレート撮影はモデルさんとのコミュニケーションを取ることも重要なので、135mmがギリギリ。
SIGMA85mmF1.4、SIGMA105mmF1.4の比較では105mmの方がボケる。
SIGMA105mmF1.4、SIGMA135mmF1.8の比較ではF1.8に合わせたら135mmの方がボケるけど、105mmのF1.4にするとボケ量の差は縮まるはずだ。
ポートレート撮影をする場合、同じボケ量を得られるなら近い方がいい。コミュニケーションが取りやすいから。
だから85mmと135mmの両方を持っていても105mmは欲しくなる。
開放にすればボケる。近づけばボケる。
そんな中途半端な知識でポートレート撮影をしていたので、56mmで被写体の目にピントを合わせても被写体のモヤモヤ感がずっと気になっていた。
開放だとモヤモヤ感が出てしまうのはレンズの特性らしいけれど、高いレンズほど開放でもキリっとした解像感が得られるらしい。
近づけば近づくほど被写界深度が浅くなりピントの合う部分が狭くなるんだから当たり前だった。
105mmが1本あれば撮りたいポートレートが撮れる。今はそう感じている。